2008年10月

オープンキャンパス開催のお知らせ

2008年10月29日

東京電機大学理工学部学園祭期間中(鳩山祭といいます)の11月1日から3日にあわせ、連日オープンキャンパスを開催しています!
大学の雰囲気がわかりますし、いろいろな催し物があるのでぜひお越し下さい。

詳しくはこちらを



休講のお知らせ

10月29日から10月31日、11月4日から11月5日までは、鳩山祭準備・後片付け期間となり授業は休講です。授業再開は6日からです。学バスの運行時間が変更になりますので注意して下さい。

パートナー選びは重要です 3

2008年10月23日

Pairs of cooperating cleaner fish provide better service quality than singletons. Nature Vol.455, Pages 964-966, 2008.

今回は、魚にくっつく寄生虫を食べてあげる掃除屋の魚のお話。掃除屋は1匹の場合よりも、(当然ですが)2匹が協力して掃除をする方がきちんと掃除をしますよ、ということを観察したそう。ただ、2匹の場合、そのうちの1匹がずるをして、掃除をしなくなるととたんに効果はゼロになってしまう!ということが観察の結果わかったそうです。

自然界でも、パートナーが誰になるかは重要ということがあらためてわかったわけです。
身近な例では、学生実験で組んでいる班のパートナー同士を見ていると(誰とは言いませんが)、実験をうまく共同して行っている班もあれば、これじゃあ1人でやっている方がいいよなあというところも・・・

Natureの実験は学生実験の場合でも実証できるのでは?

エイズウイルスの元祖は? 3

2008年10月07日

Direct evidence of extensive diversity of HIV-1 in Kinshasa by 1960. Nature, Vol. 455, Pages 661-664, 2008.

Natureより。

先日、エイズウイルス(HIV)を発見した人が今年のノーベル賞を受賞しましたが、HIVはいったいいつからできたものなの?という論文です。

研究の発端は、1960年に現在のコンゴで亡くなった方の標本からHIVが見つかったこと。ウイルスは動物などと違ってDNAの突然変異のスピードが非常に早く、突然変異の結果、現在はいろいろなタイプのHIVが存在しています。そこで、1960年当時のHIVのDNAを調べてみたところ、何ともうすでに結構突然変異が起こっていることがわかったそう。

ということでいったいいつごろが突然変異が起こる前の「元祖」かを計算してみたところ、1900年前後がHIVの元祖が誕生した時だそう。HIVは100年以上の歴史があるウイルスなんですね。たまたま急に増えたのが近年だっただけで。

1960年にはもうすでにHIVは現在と同じような種類あって、たまたま感染しても周りに感染は起きなかったのに、町(現在のキンシャサというところ)の人口が増えるとともに感染が急拡大して、ついには全世界に・・・
現在では5500万人以上が感染する有名なウイルスになってしまった。本当はずっとずっと前から感染する土壌さえあれば急激な感染が起きる可能性があったわけですね。

このような研究ができたのも、キンシャサの大学に膨大な数の人体標本があったからと思うと、後生に標本を残す意義がわかるような気がした論文でした。

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