2008年11月
DNAで生まれた場所を特定する
2008年11月12日
Genes mirror geography within Europe. Nature Vol.456, Pages 98-101, 2008.
Natureにあった論文です。ヨーロッパに住んでいる人を対象に、DNAの変異を調べた結果、住んでいる国(数百キロ範囲)まで特定できたよ、という論文でした。
個人のDNAを鑑定すれば住んでいる場所まで特定できてしまう?でもこの論文、3代続けてヨーロッパの同じ国に住んでいる人のみを対象にした調査みたいです。
ヨーロッパって地続きなのに、国際結婚の割合は少ないんでしょうか?国際結婚が多ければこの調査の結果は影響を受けるだろうから、なんとも評価が難しいですが、今後に期待?するとともにちょっと怖い気もする論文でした。
Natureにあった論文です。ヨーロッパに住んでいる人を対象に、DNAの変異を調べた結果、住んでいる国(数百キロ範囲)まで特定できたよ、という論文でした。
個人のDNAを鑑定すれば住んでいる場所まで特定できてしまう?でもこの論文、3代続けてヨーロッパの同じ国に住んでいる人のみを対象にした調査みたいです。
ヨーロッパって地続きなのに、国際結婚の割合は少ないんでしょうか?国際結婚が多ければこの調査の結果は影響を受けるだろうから、なんとも評価が難しいですが、今後に期待?するとともにちょっと怖い気もする論文でした。
糖尿病と微生物の関係
2008年11月04日
今日は学園祭の休講日です。授業は木曜日から再開です。
落ち着いて論文が読める・・・
さて、今回は糖尿病のお話。
Innate immunity and intestinal microbiota in the development of type 1 diabetes. Nature Vol.455 Pages 1109-1114, 2008.
糖尿病の中でも、すい臓にあるB細胞を自分自身が攻撃して、インスリンの産生ができなくなってしまうタイプをI型糖尿病と呼びますが、その発症には腸内細菌が関係する!ということ。
どうもある種の腸内細菌が多く存在すると糖尿病になりにくくなるらしいです。
ちょっと納得いかないところもあるけど、特定の腸内細菌を増やすことで糖尿病を治せるかもしれない今後の展開に注目です。
落ち着いて論文が読める・・・
さて、今回は糖尿病のお話。
Innate immunity and intestinal microbiota in the development of type 1 diabetes. Nature Vol.455 Pages 1109-1114, 2008.
糖尿病の中でも、すい臓にあるB細胞を自分自身が攻撃して、インスリンの産生ができなくなってしまうタイプをI型糖尿病と呼びますが、その発症には腸内細菌が関係する!ということ。
どうもある種の腸内細菌が多く存在すると糖尿病になりにくくなるらしいです。
ちょっと納得いかないところもあるけど、特定の腸内細菌を増やすことで糖尿病を治せるかもしれない今後の展開に注目です。