2010年02月

TDU企業セミナー in 鳩山キャンパス 5

2010年02月26日

ネイチャー編集部に聞きたいことなんか、まだまだいっぱいありますよね〜…。

なんだか寒かったり暑かったりしてますが、みなさん体調など崩したりしていませんか?
うららかな陽気に負けずに気合い入れて行きましょう!!


再来週ですが、我らが鳩山キャンパスにおいて企業セミナーが開催されます
『本学学生を積極的に採用する企業がブースを開設』
これはチャンスですよ参加すべし

TDU企業セミナー
日時:3月8日(月)、9日(火) 13:30 ~ 16:00
場所:鳩山キャンパス12号館1階アトリウム


参加企業の情報は掲示板または学生支援センターのホームページで確認できますよー。



文責:アベ

ネイチャーのうわさに答える 3

2010年02月23日

Nature's choices. Nature, Vol. 463, Page 850, 2010.(電大の内部では全文が読めます)

科学論文雑誌として有名なネイチャーの論文の中から毎週僕が面白い!と思ったものをとりあげるこのコーナー。

今回は論文の紹介ではありません。

いったい超一流誌ネイチャーは、いったいどのような方針で論文を採用しているのか、編集部が研究者の社会でまことしやかに言われる都市伝説に対して回答する!というコラムがあったので、それを取りあげたいと思います(決して今週は手抜きという訳ではありませんよ)。

 
1.ネイチャーは将来大きく反響をよびそうな論文しか採用しないのではないか?

編集部の回答:さすがに後々その論文が引用されやすいかどうか、わかるわけないでしょう。

昨年は16000もの論文がネイチャーに投稿されたそうですが、その中からごく少数がネイチャーに採用される基準として、後々にその論文を引用したくなるようなものしか選んでいないのではないか(その根底には引用されやすい論文を掲載する雑誌はそれだけ格が高い雑誌という考えがあります) ということです。
引用されるくらい反響をよぶ論文かどうかある程度の予想はできるでしょうが、実際はどうかなんて神のみぞ知る、ですよねえ。コラムでは、化学分野で過去に掲載された論文のうち、たくさん引用された論文もあれば、あまり引用されなかった論文もありました、と具体的に論文の例をあげて説明していましたが、引用されなかった論文として名前を挙げられた方々、これは不名誉であまりうれしくないですよねえ。事前に掲載許可はとったんでしょうか。


2.ネイチャーは1人の審査員が掲載許可を出さなかったらすぐに編集サイド側で掲載不可能の判断をとるのか?

編集部の回答:そんなことはなく、編集者が最終決定権をもちます。編集者は毎年数週間最先端の科学知識の勉強をしているので、審査員がダメといっても、その論文の重要性を鑑み、編集者がオーケーを出す場合もあります。

これは他の一般的な論文雑誌と異なって、面白いですね。ネイチャーの編集者の責任は大変なものがあります。
 

3.ネイチャーの審査員は少数のエキスパート達が行っているのでは?

 編集部の回答:そんなことはなく、去年は5400人もの審査員を使用しており、ますます若手で最先端の研究手法をもつ若手の研究者を審査員にどんどんしています。

なんだかミシュランのような都市伝説ですが・・・ミシュランとは違ってたくさんの審査員が審査作業に携わっているんですね。一つの論文には2人以上の審査員が担当するみたいです。


というわけで、ネイチャーのうわさに対して、裏側はこうなっている!という編集部のコラムでしたが、編集部もこれだけ書いても都市伝説はなくならないだろうと最後に書いているように、完全に公開される作業ではないので謎はいつまでもなくならないでしょうね。
 

生命理工学系庶務室 1

2010年02月19日

前回は壮絶な競争を長原先生からご紹介頂きましたが。
そうです、「研究」とは戦いなのです…。
卒研発表も終わり、ぼちぼち研究室の実験に取りかかる3年生の姿が見られるようになってきました。これから研究に身を投じる3年生、ぜひ、楽しんで戦って下さい

意外と、研究室配属になってから実際にお世話になる機会が増えるのが庶務室です。
というわけで、今日は「生命理工学系庶務室」の紹介をしたいと思います。
生命理工学系庶務室は12号館2階のトイレの向いにあります。
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学系の予算や物品の管理、就職資料室の管理、就職状況の取りまとめ、その他様々なサポートをして下さっています。
学生の皆さんが直接お世話になることは、
・就職内定状況の報告
・ゼミ室の予約
・液体窒素タンクフェンスの鍵を借りる場合
・学系からの連絡
等々、あります。
先生方の予定・時間割等も把握して下さっていますので、伺いたい先生が居室にいらっしゃらない場合は相談してみて下さい。

現在、生命理工学系庶務室には加藤さんと関根さん、2人の職員の方がいらっしゃいます。
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お二人から皆さんへのメッセージをお聞きしました。

−学生生活に関して何か困ったことがあれば、いつでも聞きに来て下さい。(加藤さん)
−就職の内定が決まったら、報告しに来て下さい。待ってます。(関根さん)

縁の下で皆さんの学生生活をサポートして下さっています。
庶務室を訪ねる時はちゃんとノックをしよう


文責:アベ

インフルエンザウイルス感染に使われるモノはこれだ! 3

2010年02月16日

Human host factors required for influenza virus replication. Nature, Vol. 463, Pages 813-817, 2010.

Genome-wide RNAi screen identifies human host factors for influenza virus replication. Nature, Vol. 818-822, 2010. 


今回は一挙に二つの論文紹介!といっても二つともほぼ同じ内容です。



インフルエンザウイルスは、それ自身では自分自身を複製する能力がないので、感染した細胞のタンパク質を使って自分自身を作り上げます。

ということは、感染側の細胞のうち、どのタンパク質が使われてしまうのかを発見すれば、インフルエンザの複製を防止することができるし、そのタンパク質の働きを止めれることのできる新薬が作れます。


ということで、細胞の中のタンパク質を一個一個作らないようにして(RNA干渉、RNAiと呼ばれる方法で行います)、果たしてどのタンパク質が感染に関係しているのかを見て行きました。調べた数は2万個弱です。これはお金を使う研究ですね。実際、2つの論文とも、10人以上がこの研究に携わっています。

その結果、いろいろなタンパク質が見つかりましたよ、というのが2つの論文のあらすじです。

ただ、関係があるっていうタンパク質は、ほとんど同じタンパク質も見つかっていますが、片方の論文だけで見つかったものもあり、これについては今後もっとちゃんと調べる必要があります。膨大な数のスクリーニング実験なんで、 使った材料が少し違っても、がらっと結果が変わってしまうでしょう。


今回紹介した論文のうち、片方の研究グループはドイツ、もう一方はアメリカで、論文を提出(投稿)した時期もほぼ一緒、とかなり似通った研究を同時期に別々のところでやっていたものでした。先に論文を出されてしまうと、研究していた意味がほとんどなくなってしまうし、それまでに使ったお金がぱー!になってしまうのでいきおい、し烈な競争になります。

研究者たちも研究対象以外に、人と戦っているんです、というのがこの論文達のウラでいいたいところ、でしょうか。

 

卒研・修論発表会の様子 1

2010年02月11日

4年生のみなさん、M2のみなさん、発表お疲れさまでした!
以下、どーんと発表会の様子をお届けします。

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修士論文発表会、開会の辞







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発表の様子@環境生命工学部門




DSC02261午後からは12号館アトリウムで生命工学科のポスター発表


みんな真剣ですな!


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やり切った充実感を持っている人も、後悔が残る人もいるかと思いますが、研究の過程で学んだことを忘れずに、今後に繋げて下さい。
また、跡を残してこそ、後に繋げてこそ研究です。
これから卒業までに、しっかり後輩達へバトンを渡していって下さいね!!


[番外編]
発表会の打ち上げは偶然にも、山名研と村勢研と栗山研が同じ場所、同じ時間帯になりました。環境コースは仲良しだな〜。

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村勢研は3年生も参加。
先生の隣にはなぜか泥酔のSPが!?




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仕切りの向こうには栗山先生と栗研の姿が!





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後半は仕切りもとっぱらって、みんな入り乱れ。


本当にお疲れさま!!




文責:アベ

マダガスカルの動物達は泳ぐのがうまかった!? 3

2010年02月10日

Mammalian biodiversity on Madagascar controlled by ocean currents. Nature, Vol. 463, Pages 653-656.


アフリカ大陸の南東にある島、マダガスカル島には、固有の哺乳類がたくさんいます。キツネザルやアイアイなど、原猿と分類される猿がいる一方、オランウータンやサルなどの真猿類はいないなど、かなりアフリカ大陸とは異なる動物がいて、はるか昔にマダガスカルは地理的に隔離されて独自に哺乳類は進化したものと考えられています。



では、どうやってマダガスカル固有の哺乳類の祖先はマダガスカルに移り住んだのか?



これには2つ説があって、1つはアフリカ大陸とマダガスカルの間に昔は陸橋のようなものがあり、アフリカ大陸から動物が移動したという説、もう1つは動物がマダガスカルに漂流して移動したという説があります。


ただ、これらの説にはそれぞれ問題点があって、陸橋があったとしたら、簡単に行き来ができたためにもっとさまざまな動物がマダガスカルには来れた可能性があるし、陸橋のあった一定の期間しか動物がやってこれなかった(実際は陸橋があったらしい時期よりも後に渡ってきた動物がいる可能性が遺伝子解析の結果指摘されているそうです。移った時期は60万年前から20万年前くらいの間との推定があるそう)可能性があります。

また、漂流してマダガスカルにやってきたという説では、マダガスカルとアフリカ大陸の海流が、マダガスカルからアフリカ大陸に向けて流れているため、アフリカ大陸から漂流してもマダガスカルには到達しないのではないかと考えられてきました。


そこで、今回研究者たちは動物がマダガスカルに渡って来たときの、大昔のマダガスカルの位置を調べました。すると、現在の位置よりももっと南にあり、徐々に北に移動したことがわかりました。しかも、マダガスカルが今よりも南にあったときは、海流はアフリカ大陸からマダガスカルに向けて流れていたそうでです。



つまり、大昔、サル達はアフリカ大陸から漂流してマダガスカルに住み着いて、特有の進化をとげた、ということみたいです。


たださすがに、サルが泳いで海を渡った訳ではないようで、流木に乗ってマダガスカルに行ったんではないかと考えられているそうです!
 

卒論および修論発表会 5

2010年02月05日


ここ数日、慣れないスーツとヒールで筋肉痛のアベです。
就職活動中の3年生やM1の皆さんも、同じ思いをしているのでしょうか。
頑張りましょう。
寒くなって道も凍ったりしているので、滑ってコケたりしないよう、気をつけて下さいね。

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来週の2月9日火曜日は生命工学科の卒論および生命工学専攻の修論発表会があります。
卒論発表(午後)は
時間:14:00〜
場所:12号館アトリウム
発表形式:ポスター発表


生命工学専攻の修論発表(午前)は
時間:9:30〜(全部門・221教室)、9:45〜(各部門ごと)
場所:124(環境生命工学部門)・221(生命化学部門)・321(生命支援工学部門)
発表形式:口頭発表

となります。
3年生の皆さんは必ず、1・2年生もぜひぜひ先輩方の発表を聞きに行きましょー!!



文責:アベ

ランニングと健康 3

2010年02月02日

Foot strike patterns and collision forces in habitually barefoot versus shod runners. Nature, Vol.463, Pages 531-535, 2010.

外は一面の雪です。

こんな時はころばないように意識を足に集中させると思います。

そのとき、足のどこの部分をまず地面につけますか?


多くの人はたいてい、かかとで着地してつま先で蹴りだすという動作をしていると思います。これは走る時も同様の動作をしているはずです(短距離走は除いて)。
ただ、かかとで着地する時、かかとにかかる衝撃はかなりなものです。ランニングの時はなんと体重の倍以上(!)もあるんです。

1km走るのに600回足と地面が接するそうなので、ランニングって結構足には危険なスポーツです。

そのために現在では衝撃吸収材の入ったランニングシューズがあって、それを普通履いて走るわけですが、それでもケガをする人は多いです。


でも、衝撃吸収材がない時代、それよりもっと昔の靴がない時代はどうやって人は走っていたのか?


この疑問を解明するために、研究者らはケニアで、現在でもふだん靴を履いていない人たちがどうやって走っているのか調査に行きました。

その方たちは靴を日常的に履いている人とは違ってつま先から地面に着地していたそうです。その方が地面と接する時の角度がよく、衝撃があまり生じないそうです。それで昔の人は健脚だったそうな。。。

へえ〜、という話しですが、さすがに現在の生活で裸足で生活するのはちょっと、なので衝撃吸収のよい靴を履いてランニングしましょう。

と、東京マラソンが近くということでマラソンに関した話題でした!




ちなみに、この研究をした人たちはアメリカ人のグループでしたが、研究に使用した靴はアシックスゲルキュムラス(結構いい靴なんですね!知らなかった)。なぜか日本製。衝撃吸収材といえば・・・なんでしょうか。卵を上から落としても割れないなんていうCMもあったような。なつかしい。。。

 

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