生まれる子どもの性別は温度で決まる! 4

2008年02月14日

The adaptive significance of temperature-dependent sex determination in a reptile. Nature. Vol.451, page 566-568, 2008.

お知らせしていた論文紹介の記念すべき一回目です!

何を紹介しようか迷いましたが、細かい内容のものを紹介しても全く面白くないだろうし、僕自身書いてて面白みを感じないので、

ここはみんなが誰でも知っている(だろう)有名な雑誌に、「あ、こんな研究が載っているの!」という僕個人の観点から紹介して行きたいと思います。

で、肝心の論文はネイチャーからのものです。ネイチャー、これは科学全般をカバーする超有名な週刊誌(週間現代とか、週間ポストとかと一緒ですね。いや、違うか。)です。残念ながら日本では普通の書店にはおいてませんが、研究論文以外にも、科学に関するものならいろいろと載っている雑誌です。似たようなものにサイエンスがありますが、サイエンスはアメリカの雑誌、ネイチャーはイギリスの雑誌です。

ネイチャーやサイエンスに自分の論文が載るのは大変難しいので、科学研究をする人なら誰しもネイチャーやサイエンスに自分の研究論文を載せてみたいと思うのではないでしょうか(もうたくさん載せているからどうでもいい、という大先生はこんなブログはみないでしょうからいいとして)。僕もいつかは。。。

というわけで、超有名で載ったら大変栄誉なネイチャーに載るような論文とは、いったいどんなものなのか?

今回はタイトルにある通り、子どもの性別が温度で変わる!

というものです。

といっても、残念ながら(残念ではないか)わたしたち人間の子どもではありません。
は虫類の話です。

これまで、生まれてくる、は虫類の子どもの性別は卵の時にどういう温度だったかによって決まることが経験上わかっていたそうです(ある温度ではオスが生まれやすいけど、それ以下やそれ以上ではメスが生まれやすいというように)。温度と性別の関係について理論的に説明するモデル式まであったそうですが、それが実際の実験では証明されていなかった。

それを、この論文ではその理論を実際に実験で証明してみせたんです。研究対象としては寿命の短いジャッキー・ドラゴンというオーストラリアのトカゲの一種を使って、一定の温度のおりに入れて3年間ずっと観察をしたそうです。そしたら3年通しても、ちゃんとある温度ではオス、それ以外ではメスが生まれてきたそう。

いやー、3年間も実験を気長にするとは。。。うまくいってよかったですけど、途中でトカゲたちがけんかしたり脱走を試みたりして実験条件がかわらなくてよかったですよね。一匹くらい、こんな管理された空間はいやだぜなんて考えたトカゲはいなかったのかな。

と、こんな面白い論文もネイチャーにはありますので、もし興味がわいたら原文も読んでみて下さい。
電大内ならインターネット経由で全文読めます。

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