コウモリの先祖は夜行性じゃなかった? 3

2008年02月25日

Primitive early eocene bat from Wyoming and the evolution of flight and echlocation. Nature. Vol.451, pages 818-822, 2008.

ネイチャーより。

コウモリといえば、どうくつの上にたくさんいて、夜になるとバッタバタと飛び回る・・・
そんなイメージをもつ人が多いと思います。
僕自身も中学校の校庭で、部活の練習が遅くなると、どこからともなくコウモリ達がバッタバタと飛んできて、一体どこから来たんだろう、と思っていたことを思い出します。あとはアニメ、バットマンの印象かな。

コウモリが夜ちゃんと飛ぶことができるのは、コウモリがだす超音波のはね返りである反響音を聞き取ることによって自分の位置を判断しています。

ただ、哺乳類である(鳥類ではないですよ)コウモリの祖先は果たして現存するコウモリになるためにどうやって進化してきたか、これまで下の3つの考えの間で大変な論争が繰り広げられてきたようです。

1)超音波を聞き取る能力が備わり、その次に飛べるようになった
2)飛べるのが先で、その後超音波を聞き取れるようになった
3)超音波、飛行能力それぞれが同じように発達した

ということで、それを解決する1つの鍵として、このほどアメリカで5250万年前の地層からコウモリの化石が見つかったそうです。これはコウモリの化石として見つかった中では一番古いのだそう。
この化石を調べたところ、十分な飛行能力はもっていたそうですが、耳の発達が現在のコウモリと比べると不十分で小さく、超音波聞き取り能力がないとのことです。

つまり、コウモリの先祖はまず飛ぶ能力が備わり、その後超音波聞き取り能力が備わったみたいということでした。


ただ、ここで疑問が。

果たして超音波聞き取り能力のないコウモリは夜飛んだのか?
もし夜行性でなおかつ超音波聞き取り能力がないとすると、視力がよほどよくないと飛べません。

で、この出土した化石。残念なことに頭蓋骨の上部が砕けてて、目の大きさがどうだったのかまでは推定できないそう。

謎は暗いヤミにつつまれましたね。

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