Signalling through RHEB-1 mediates intermittent fasting-induced logevity in C. elegans. Nature Vol 457, Pages 726-730, 2009.

といっても線虫(ミミズのようなものです)での話です。

2日断食させ、その後2日普通に食べさせた、プチ断食線虫はなんと普通に食べさせた線虫と比べると、50%も寿命が延びたそう!

寿命が延びた原因を探るべく、断食させた線虫の中で何が変化したのかを調べたところ、RHEB-1と呼ばれるタンパク質が増えていたとのこと。このタンパク質は、ホルモンの一種であるインスリンが細胞表面にくっつき、細胞を活性化させるシグナルを伝える際関係があるタンパク質とのことで、RHEB-1やそのシグナルの下流にある因子は長寿にも関係があるらしいです。

人間ではもっと複雑な情報伝達経路が存在するので、一つのタンパク質の量がこのような劇的な寿命延長を起こすかというと難しいのではないかと思いますが、食べ過ぎは体によくはないということだけはいえますね。