新型インフルエンザウイルスが感染したら? 3

2009年09月07日

In vitro and in vivo characterization of new swine-origin H1N1 influenza virus. Nature, Vol. 460, Pages 1021-1025, 2009.


新型インフルエンザウイルスが通常流行するH1N1インフルエンザと感染後、どう違うのかについて、動物実験を用いたデータが載っていました。


全て重要なデータなのでトピックを箇条書きに。



・新型はこれまでのものと違い、肺に炎症を引き起こしやすい(肺で炎症性のサイトカイン産生が確認)

・豚で新型インフルエンザに感染しても症状が確認されにくいので、豚の段階で感染拡大を発見するのは難しい

・タミフルなどの既存のインフルエンザウイルス薬の効果は新型インフルエンザウイルスと通常のインフルエンザウイルスとではほぼ変わらず(動物実験でもちゃんときくことがわかった)


また、年齢の異なるたくさんの方から血清をもらって行った研究により、

・1918年のスペイン風邪(インフルエンザパンデミック)にかかった人は今回の新型インフルエンザウイルスに対して抗体を持っている。それ以降に生まれた人は全く持っていない



ということは大変ご高齢の方以外は誰しもが感染する可能性があり、肺に炎症を起こしやすいので、すぐに処置をするのが大切、ということになると思います。

 

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