進化を実験してみよう 2

2009年12月02日

Experimental evolution of bet hedging. Nature, Vol.462, Pages 90-93, 2009.

進化はどのように起きているのか?

ということを実験でみるにはどうやればいいと思います?


そこがこの論文で工夫したな!というところです。


この論文では、微生物を使って、まずは静かな環境で飼育した場合生育するものを選び出し、その次にはかくはんという大変動きのある環境で飼育した場合生育するものを選び、その次は静かな・・・という形でまわりの環境を繰り返し変化させた時に、どのように微生物が進化していったか、遺伝子の変化を調べました。


こうすると、環境が両極端に変化する系を簡単につくることができ、遺伝子の変化によりどのように環境に対応するのかが、ごく短期間に複雑な器具を必要とせずにできますね(遺伝子の変化を調べる機械は必要ですけれど)。


その結果、環境の変化に対応するために微生物はどちらの環境に素早く対応できるように、遺伝子の変化が確率的に起こっていることが実験的にわかったそうです(これを両賭け戦略とよぶそうです)。ルーレットで黒にも赤にもかけておいて、一方がダメでも片方はあたるということと同じですね(0になった場合はなんてツッコミは入れないで下さい)。


という結果も重要なんですが、やはり一流雑誌に載せるには発想力が重要!といういい論文でした。
 

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