オトコが協調性がないのはしかたないのか? 3

2010年01月26日

Prejudice and truth about the effect of teststerone on human bargaining behaviour. Nature, Vol.463, Pages 356-359, 2010.

この前からオトコの話が続いていますが・・・

男性ホルモン、テストステロン。

このホルモンがバンバンでている人はどういう性格なのか?


一般的には、凶暴になり、反社会的、自己中心的な行動をとりやすいと言われているそうで、凶悪犯等の受刑者は普通の人と比べてテストステロン量が多いという報告があります。

ただ、上の報告はもともとテストステロン量が多い人がどれだけいますよということのみがわかるデータであって、テストステロン量が増えたことによる行動の変化を調査したものではありません。

そこで、テストステロンを被験者に与えて、与えていない人との間で行動の比較をちゃんとみてみましょう、というのがこの論文です。


結果として、テストステロンを投与された人は、そうでない人よりもかえって公明正大な行動をするようになるとのことで、反社会的で、自己中心的な行動はとらないそうです。


おもしろいのは、テストステロンを投与されなかったのに、テストステロンを投与しましたと研究チームから告げられた被験者は、公平な行動をしなくなってしまうそうです。


つまり、テストステロンは反社会的な行動とは関係ないということです。
オトコは女性よりも協調性の無い人が多い気がしますが、それはテストステロンが原因ではなかったんですね。「俺がいけないんじゃない、テストステロンのせいなんだ」という言い訳は通用しないわけです。


ということで、一般的にいわれているテストステロンの作用は違うかもしれない、ということを明らかにした論文でした。摂取したときの脳波を計測するなりすればもっとはっきりとテストステロンの影響がわかるかもしれませんね。誰か研究してくれないかな?

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