肥満防止にミトコンドリアを使おう 3

2010年04月13日

Vascular endothelial growth factor B controls endothelial fatty acid uptake. Nature, Vol. 464, Pages 917-924, 2010.

先日、1年生にアンケートをとったところ、このブログをみたことがない人が半数・・・
論文紹介以外に重要な連絡事項を載せていますので、ぜひ見て下さいね(とここで書いても見てもらわないと意味がないですね)。


さて、今回は脂肪酸(オレイン酸とかリノール酸とか)の取り込みの話。脂質の一種、脂肪酸は細胞中のミトコンドリアでベータ酸化と呼ばれる反応で代謝(分解)されてエネルギーとして使用されます。

つまり、ベータ酸化が進むようにミトコンドリアに脂肪酸が取り込める量を多くすれば、その分脂肪酸を代謝できるということになります。


こんなことをやっているタンパク質を今回見つけた!ということです。


そのタンパク質の名はVEGF-B。

VEGFは血管の伸長に関係する栄養成分(成長因子)ですが、亜種のVEGF-Bはそのような効果があまりなく、これまであまり何をやっているのかよくわかっていなかったそうです。

このVEGF-Bは、ミトコンドリアがたくさん存在する細胞(心筋や平滑筋等)に多く存在していることから著者達はVEGF-Bがエネルギー代謝に関係しているんでは!?とピンと来たそうです(ここが素晴らしい発見につながるかどうかの分かれ目ですかね)。


VEGF-Bが全く存在しないマウスにVEGF-Bを投与すると、脂質がよくとりこまれることがわかったそうです。

もしかしたらVEGF-Bを飲めば脂肪が効率よく使われて肥満にならずラッキー!となるかどうかはまだまだわからないですが、今後の研究に期待したいですね。
 

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