生細胞内のリアルタイム計測 3

2010年08月27日

Three-Dimensional, Flexible Nanoscale Field-Effect Transistors as Localized Bioprobes.
Science, Vol. 329, No. 5993, pp. 830 - 834


軽井沢での地学実験、天気が崩れないといいですねぇ…。

さあ、夏休みも後半突入です。
暑さも少し和らいで過ごし易くなりましたね。
元気にたくさん良い思い出を作って下さいね!!


今日も『Science』から、生きている細胞の中に挿入して細胞の活動をモニター出来るナノ電子デバイスの話。

細胞の中に挿入するのはトランジスタで、細胞内の電位変動をトランジスタによって感知します。
細胞の中に入ってしまうようなトランジスタ…そんな微小なトランジスタが開発されているのも素晴らしいことですが、このデバイスのすごいところは、その形にもあるようです。

いくら微小なトランジスタを作成したところで、それが電子回路基板上に(平面的に)取り付けられていてはトランジスタを細胞内に挿入することが出来ません。
そこで、シリコンナノワイヤ(下記写真の三角に見えてる部分)の先端にトランジスタを組み込み、それを捻って基盤から浮かせることによってトランジスタ部分だけを細胞内に挿入する形が考えられました。
nanotransistor image

さらに、生きている細胞に問題無く挿入できるようにナノワイヤの部分をリン脂質膜でコーティングしてあるそうです。

このデバイスでニワトリの培養心臓細胞の拍動をモニター出来たという実験結果が載せられていましたが、例えば、細胞内の核酸やタンパク質の産生をリアルタイムでモニターすることも可能になるかも、とのこと。

非常に興味深いバイオデバイスの論文でした〜!


文責:アベ

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