有機リンリン 3

2010年11月02日

The evolution of the marine phosphate reservoir. Nature, Vol. 467, Pages 1088-1090, 2010.

娘がアンパンマンの歌を毎日歌ってくれるんで、「りんりんりん」というフレーズが頭から離れないため、今回はリンのお話を。

栄養がないと生物は生きていけませんよね。
リンは、窒素と同じく生物には必須の元素で、リンの存在量が地球上の生物量を規定しているのは以前の記事でも書いた通りです。

この論文は、では海洋のリンの存在量は地球の過去を通してどのように変化したのか?を追跡していきました。


すると、7億5000万年前から6億3500万年前の時代(カンブリア時代よりも少し前)に、海洋のリンの量は今10よりも倍程度多くなった時があることがわかりました。この時期はちょうど氷河期が終わった時期。氷河期の終了とともに土中のリンが海洋に溶け込み、海洋にリンが増えたことにより有機物の蓄積や、酸素の産生にもつながったのではないかと考えられるそうです。

その結果、カンブリア時代には生物種の爆発的な増加、進化が起きることになる・・・


こういう論文を読むと、私たちは地球に生かされているんだなあと感じます。  

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