時計タンパク質!? 3

2011年03月02日

Circadian clocks in human red blood cells. Nature, Vol.469, Pages 498-503, 2011.

時計遺伝子って聞いたことありますでしょうか?

ヒトを含めていろいろな生物は時計遺伝子と名前のつけられた(本当に、ある時計遺伝子はclockという名前がつけられています) 遺伝子をもっていて、これらが1日24時間周期でいろいろなタンパク質をつくりだしたりすることが知られるようになってきました。いわゆる体内時計を決めている遺伝子、です。

今回の論文は、体内時計を決めているのは遺伝子だけではないですよ!という画期的なものです。

この人たちは、成熟すると核やミトコンドリアを含む細胞小器官を放出するヒトの赤血球を実験材料に用いて、遺伝子がない(はず)の細胞で24時間周期で働きが変わる物質を探し当てました。

それは、ペルオキシレドキシンという、細胞内の有害な活性酸素種をなくすために抗酸化作用を有する酵素です。

このペルオキシレドキシンが、24時間周期で酸化、還元を繰り返すことで、赤血球内の活性酸素種をなくしていたのです。 

なぜタンパク質のペルオキシレドキシン?本当にこのタンパク質だけ?なにゆえ?
など疑問はつきませんが、体内時計の制御は複雑で、簡単には夜型から朝型にはかえられないということですね(違うか)。 

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