批評するのは難しいですね 1

2011年05月24日

There's a time to be critical. Nature, Vol.473, Page 253, 2011.


他の論文を実は紹介しようと思っていたのですが、あまりにも今の自分の心境にあった社説があったので、今回はこの記事を紹介します。今日は生命理工学系の皆さん向け、というより完全にプライベートな話題です。


大学教員は授業以外の時間に研究室の成果を世に出すべく、せっせと論文書きを行っております。


科学論文雑誌に掲載されるためには、実験者は素晴らしい研究を行って論文の形式にまとめあげて編集部に送ればそれで終わりという訳ではありません。


まずは編集部でチェックを受けた後、その論文を理解できる専門家(自分以外の研究者、です)が何人か覆面でレフェリー(審査員)となりその論文を批評して、論文執筆者に対してよりよい論文にするように書き直しや追加実験を要求します。

この要求は編集部を通して執筆者に伝えられて、一定期間内に論文を修正してまた編集部に送って・・・ということを編集部やレフェリーがその論文の内容に納得するまで繰り返して、めでたく掲載、もし納得できない場合は掲載が不可になります。 



で、この社説によると、レフェリーは執筆者に対して要求が過剰だ、本当にその要求は必要なのかを考えた方がいいのではないか、また編集部側でもレフェリーの意見が過剰でないか判断して、過剰な場合は編集部側でその要求をつっぱねてはどうかということを提言しています。





現在、ちょうど審査中だった論文が、レフェリーからのいろいろな要求とともに戻ってきて、ブルーな気持ちになっていたので、少しは気分も晴れやかになりました。

ただ、この記事にはこんなことも。執筆者は論文をあせって不完全な形で投稿せず、時間をかけてちゃんとしたものにしてから投稿しましょう、と。 。。

しかも、自分がレフェリー側にまわった時は執筆者に対していろいろと追加実験を要求していたような。。。僕に指示された方々、すみません。今度からは執筆者の側にたちながら審査したいと思います。

トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
訪問者数

ブログ管理者