炎症が記憶力低下に関係する!? 3

2011年11月02日

The ageing systemic milieu negatively regulates neurogenesis and cognitive function. Nature, Vol. 477, Pages 90-94, 2011.

はじめに告知です。
生命理工学系の方はご存知の通り、今週の金曜日から理工学部では鳩山祭という学園祭を行います。
生命理工学系に興味のある方はぜひお越し下さい!


さて、久々の論文紹介ですが、この論文は年を取るに連れて神経細胞の再生力が減少し、認知能力が低下する原因物質を特定した!というものです。

若いネズミと年をとったネズミを外科手術を用いてくっつけ(!)、血液をお互いの体で循環するようにしました。すると、年取ったネズミでも神経細胞の再生が起こりやすくなったということがわかったそうです。


そこで、血液の何が年をとると変わるのか、いろいろ調べた結果、炎症に関係する物質、CCL11が年齢とともに増え、CCL11を注射すると確かに神経細胞の再生は起こりにくくなるそうです。


なぜCCL11が神経細胞の再生を起こしにくくするかはまだわからず、現象しか発見できていないとのことですが、意外性が高いですね。CCL11を普段から大量に作っている(傷だらけな)人は神経再生能力が低くなってしまうんでしょうか。

トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
訪問者数

ブログ管理者