プリンストン大学で行われた研究 3

2012年06月27日

Systematic discovery of structural elements governing stability of mammalian messenger RNAs. Nature, Vol.485, Pages 264-268, 2012.

Nature論文の紹介をするのを長らく怠っておりました・・・
今現在投稿している自分の論文や他の仕事に押し潰されて、なかなかNatureを読むことができていなかったのですが、ようやく目処がたってきたので、改めて最近のNatureを片っ端から斜め読み(ってWebの場合はなんて言うんですかね。スクロール早めとでもいうんでしょうか)していました。


やはり、研究者たるもの、自分の研究はもちろん、最近のトレンドはどうなっているのか、定点観測するのは大事だな、と改めて感じます。生物界で流行っているものは何か、その中で自分のやれることは何があるのか、など見つめ直すいい機会になりました。


ところで、このブログを見にきてくれたみなさんの検索ワードで最近急上昇なのが、「プリンストン大学」というフレーズ。
確かに気になります。プリンストン大学ってどんなところ?実際に行くまで(こちらにその当時の模様を)ネットの情報だけでは想像つかなかったですが、行ってみるとさすがは歴史のあるイギリスのような大学、またアイビーリーグの大学の中でもトップクラスの大学という雰囲気がすごかったです。ハーバード大学と高校生を奪い合っているなんていう話も行った当時耳にして、世界のトップとなる人材を育てる!とプリンストン大学の教員も話していました。


また、プリンストンは歴史的な建物ばかりではなく、巨額の資金を投じて理系学部の建物がたてられておりました。そんな中で今回選んだ論文は、プリンストン大学で行われた生物の研究、RNAの安定性に関する研究です。


RNAが転写された後どの程度安定しているのか(分解されないのか)は、RNAの配列に大きく関係しているそうで、その配列構造の違いをパターン化すれば、どのRNAは安定的かどうかがわかります。ということで、ヒトの全ゲノム規模のRNAをパターン化して、安定かどうかを想定するプログラムを作りました、というものでした。


専門外なので全くそのアルゴリズムなどはわからないんですが、情報を駆使して生物の基本的な営みを探るという、コンピュータ科学と生物の融合された研究で、さすがはプリンストン、目の付け所が面白い


・・・と思ったら現在このほとんどのメンバーはコロンビア大学にいるみたいです。研究室ごと移ったんでしょうか。




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